虫歯、歯周病の予防はメンテナンス(定期検診)が大切です。
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定期検診は歯を守る
現在、日本の80歳の方に残存している歯の本数は平均12本です。それに対しスウェーデンでは平均21本、アメリカでは17本です。この違いはどこから生まれるのでしょうか?
実は欧米諸国と日本では歯科定期検診の受診率に大きな差があります。予防歯科が進んでいるスウェーデンでは歯科定期検診の受診率は全国民の98%です。
また、他の欧米諸国では70%ほどの受診率を保っています。
これに対し、日本の受診率は10%未満なのです。
治療の終了はゴールではなくスタート地点です。
■健康な歯を長く維持し続けられる
歯周病や虫歯は生活習慣病ですのでいったん治療が終了しても、ちょっとした油断で再発し、再治療が必要になってしまいます。
一度失った歯は二度と取り戻すことはできません。定期的に歯科に通うことで、早期の異常にもすぐに対処ができ、歯のダメージを最小限に抑えることができます。
■生涯医療費を抑えることができる
年齢を重ねるにつれてかかる医療費は高くなっていきますが、定期的に歯科を受診している人は49歳以降の医科を含めた医療費が安くなるという調査結果があります。
歯の健康は体の健康にも繋がり、糖尿病や高血圧、循環器疾患、アルツハイマー型認知症、早産、誤嚥性肺炎などの全身の病気を防ぐことができるので、生涯にかかる医療費支出が抑えられます。
定期的に歯科医院でしっかりとしたメインテナンスを受けるとこにより、お口の健康を長く維持していきましょう!
資料:NPO法人日本臨床歯周病学会より